文化の加速をポップに皮肉った70年代名曲!『バグルス/ラジオ・スターの悲劇(The Buggles/Video Killed the Radio Star)』

梅雨でジメジメうっとうしい~、クーラーの効いたお部屋でいるのが一番! 私SionはNetFlixなどの配信サービスには加入していないしTVもそんなに見ないので、だいたい本を読むか文章をPCで書いている時間が多いです。そんな時よくラジオを流していますね。車の中でも情報を仕入れたくてラジオを聞きます。昔ほど全盛でなくてもラジオファンはまだ結構いると思うのですが、この曲を聴いていると、文化って廃れていくからこそ次が生まれるんだよなあと感心したり。というわけで本日ご紹介するのは、バグルスの『ラジオ・スターの悲劇』です!

バグルスはロンドンのニューウェーヴ・バンド。この『ラジオ・スターの悲劇』が世界的大ヒットしたのち、何かメンバーがイエスに加入したりエイジアに加入したり四方八方飛び散ったので、バンドとしてはこの曲のみの一発屋といっていいでしょう。たぁだ!(©粗品さん)このたった一曲の破壊力がハンパない!79年にこのサウンドかよ!?と思わせるくらい前衛的! 45年前なんですよ? アルバムジャケットとかも超オシャレ(なんかウォーホルみたいな)で、しかもあのMTV(いつも大変お世話になっております)放送開始初オンエアビデオがこの曲って・・・最先端行き過ぎててこっちの息が切れるわ! なんで『悲劇』なのか? それは昔はラジオくらいしか娯楽の供給源が無かったわけです。電波の悪いトランジスタのチューニングを必死に合わせて、DJの流す流行歌を聴いていた、そんな古き良き時代。顔とか分かんないから想像も搔き立てられますよね。そこに満を持してTV登場。さらに繰り返し見れるビデオも登場。80年代なんてミュージックビデオ最盛期で異様にお金かけてるやつとかありましたよねー。そんな流れでラジオはいつしか人気が下火に・・・。確かに悲劇ですね。そして今これが、『テレビ・スターの悲劇』になりつつありませんか? 時代はYou TubeやTik Tokなどインターネットを駆使した媒体が席巻しています。選挙ですらそうですよね!? でも昭和生まれの私達としては、今ほどコンプライアンスとかうるさく言わなかった時代のTVドラマ(【大映ドラマシリーズ】とかね)やバラエティーやアニメ、好きだったけどな・・・。今のネット界隈のコンテンツに魅力を見い出せなくなったら、それが老害への第一歩なのかな(笑)。

この曲はビールのCMに使われたこともありました、♪ Oh-a,Oh-a ってコーラスが ❝泡❞ に聴こえるからかな。ミュージックビデオもとてもCoolなのでぜひじっくり見てください! ラジオがビデオに取って代わられた、と歌っていますがその実、本音は「ラジオもっと頑張れ!負けんな!」じゃないでしょうか? 最新にばかり走るのではなく、昔を懐かしむばかりでなく、いろんな分野にアンテナを張って自分の一番心地いいところを見つけられればいいですね、Check It Out!

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