【別れのプレイリスト】⑤血の繋がりがあるからこそ決別を。母への愛憎滲むトラウマ級別れの歌『ジョン・レノン/マザー(John Lennon/Mother)』

お盆も終盤ですね~皆様お墓参りはもう済みましたか? 今週はお盆にちなみ【別れのプレイリスト】を毎日お届けしています! さて5日目となる今日、昨日は子供関連曲だったので、今日は関連を、とは思ったのですがはっきり言って非常に悩みました最後まで。紹介するかどうか。なんかね~、滅入るのよ。だからお勧め!とは堂々と言えない。でも聴いてほしい。というわけで本日ご紹介するのは、ジョン・レノンの『マザー』です!

ジョン・レノンは皆さんご存じですよね~、もちろんあのビートルズの一員でありソロとしても『イマジン』や『ウーマン』『スターティング・オーヴァー』など誰もが知る超超有名曲をたっくさん生み出している、ある意味 ❝ 音楽モンスター ❞ ですよもう。オノ・ヨーコさんと結婚し一家で軽井沢に滞在したり、日本文化にもとても造詣が深いジョン。狂信的なファンに銃殺されるまでは平和な幸せを築いていたのに・・・と思ってました今まで! 実はこの曲聴くまで知らなかった、ジョンの生い立ちが複雑で親がいわゆる ❝ 毒親 ❞ だったなんて・・・。幼少期に母親の浮気が発端で父親は失踪、母親は別の男と同棲したいためジョンは伯母の家に預けられることに。信じられん!その後ジョン17歳の時に母は交通事故死。ほぼ実親と過ごせていない・・・この経験がどれほど彼の人生にを落としたことか。「お母さん 僕はあなたのものだったけど あなたは決して僕のものじゃなかった 僕はあなたを求めたけど あなたは僕を求めていなかった」なんて子供に言わせる親がどこにいるんだって話よ(~_~;) この魂から絞り出す悲痛な叫びが、やがてはヨーコさんや息子を深く慈しんだり、多くの愛に満ちた曲を作り出したんだと思うと、人間の才覚って何かと引き換えじゃなきゃ備わらないのかな、とか思えてきて辛いよ(-_-)

この曲は、精神的トラウマからの解放を目指しジョン自らがすすんで受けた原初療法という治療のあと生み出された曲だそう。昨日ご紹介したエリック・クラプトンも悲しみの中『ティアーズ・イン・ヘヴン』を演奏し続け、ある時ふと癒されたと感じて何年間かはライブで披露しなかったそう。その後更に時を経て、再びひとつの楽曲として普通に演奏できるようになったとか。アーティストが自分の喜びや苦悩を楽曲へと昇華するさまは本当に凄い! 親には十分愛してもらえなかったけれど、ジョンも40年間の生涯でかけがえのない家族やバンド仲間たち、世界中のファンから愛に満ち溢れた時間をもらっていたと信じたい。Check It Out!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする