恋する気持ちは抗えない。情熱的ラブバラードで80年代に起死回生を遂げたロックバンド『REOスピードワゴン/涙のフィーリング(REO Speedwagon/Can’t Fight This Feeling)』

本日7月3日は「涙の日」だそうです!誰しもオギャーと泣いて生まれ、長じるにつれ涙を流す機会は減っていきますよね。物理的作用(目にゴミが入ったとか)以外に感情で涙が出るのって、人間ぐらいなのでは・・・? 私たち初老世代になると夕方以降目がショボショボして自然と涙出ることはありますが(笑)。さてそんな涙といえば思い出すのはこの曲!でも全然、原題にも歌詞にも涙なんてひとっ言も出てこないとはこれ如何に(笑)。というわけで本日ご紹介するのは、REOスピードワゴンの『涙のフィーリング』です!

REOスピードワゴンは1967年米イリノイ州で結成されたロック・バンド。ここで色々調べていた私・Sionは「ん?」と思うわけです。だってこの人たち80年代に流行ったんじゃないのー? そう何を隠そう彼らは「アメリカで最も売れていないが長続きしているバンド」と言われていました・・・それ褒めてないし(笑)。地道にライブを続け、メンバーの入れ替わりなど紆余曲折を経て80年代に入りやっと大ヒットを飛ばすことが出来た大器晩成型バンドなんです。この『涙のフィーリング』は1984年にビルボード・チャートで3週連続一位を獲得した彼らの代表曲。メロディラインが綺麗なのとドラマチックなアレンジが盛り上げてくれる情熱的なラブソングです。「あまーい!」でお馴染みのお笑いコンビ・スピードワゴンさんは彼らに由来するんでしょうねたぶん。

「And I can’t fight this feeling anymore(これ以上この気持ちに抗うことはできない)
I’ve forgotten what I started fighting for(何に抗っていたのかさえもう忘れてしまった)
It’s time to bring this ship into the shore And throw away the oars, forever(船を岸に付け オールを永久に捨ててしまう時が来たんだ)
‘Cause I can’t fight this feeling anymore(なぜってこれ以上この気持ちに抗えないからだよ)
I’ve forgotten what I started fighting for(何に抗っていたのかさえ思い出せないんだから)
And if I have to crawl upon the floor(床に這いつくばってでも)
Come crashing through your door(キミの心の扉を叩き壊すよ)
Baby, I can’t fight this feeling anymore(ベイビー、これ以上この気持ちに抗えやしない)」

歌詞を見ながら曲を聴いていただくと分かると思いますが【ɔːr】の発音っていうのかな? 語尾の「anymore」「for」「oars」「floor」「door」あたりがキレイに韻を踏んでいるけど無理のない歌詞でとてもいい。強引に音だけ踏んで意味分からん詞になってる曲結構あるからね(^_^;)。PVはとある男性の一生を追ったストーリー性のある仕上がりになっています。一生添い遂げる相手に捧げる・・・結婚式のBGMなんかに使えばきっといい雰囲気になりそう!この曲、トム・クルーズが落ちぶれたロック・スター役を演じて話題になった『ロック・オブ・エイジズ』という映画の中で、トムと、おネエな髭オヤジが手を取り合ってくるくる回るシーンで流れるんですよ・・・ちゃんと見てないから何のシーンなのか、二人の関係性とかも分からないんですが絵面のインパクトが凄くて(笑)これ聴くたびにそのくるくる~が頭に浮かびます・・・ Check It Out!


ジャパニーズ・シングル・コレクショ ン:グレイテスト・ヒッツ [ REOスピードワゴン ]
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