先日ネット上で、とても賢い犬の動画を見てスゴ~い!そんな人間みたいなこと出来るんだ!と思ってたらAIが作ったフェイク動画でした・・・。よくよく考えたらそんなはずない、と分かるんですが一瞬、信じそうになる。犬ならまだいいけどこれが政治家の言動や災害情報だったら・・・?そして今は誰でも簡単にフェイク画像が生成できる時代。しっかり本物を見極める能力を養わないと・・・え? まだスマホすら無かった30年前からすでに警鐘を鳴らしてる曲があった? ハイ実はあるんです、そして今日9月18日はカップヌードルの日! 何のこっちゃと思う人は続きを読んでね!というわけで本日ご紹介するのはジャミロクワイの『ヴァーチャル・インサニティ』です!
最初に聞いた時どういうスペルだよ?って思った覚えのある(笑)ジャミロクワイは、英出身アーティスト、ジェイ・ケイによるソロ・ユニット。とにかく才能があってイケメン、プロデュースに凄い大金かかってる鳴り物入りの大型新人だよ!って触れ込みでデビューしたのを覚えています・・・で、そういうタイプを斜に構えて見る私・Sionはフーン、どうだかねえ~と傍観しておりましたが・・・いやめちゃめちゃ売れたのよこれが! なかでも最大のヒットはこの『ヴァーチャル・インサニティ』で、売れる重要なファクターとなったのがMV。ジャミロクワイをよく知らなくてもこの映像、見覚えある人いるのでは? そう!このMVは日清カップヌードルのCMとして起用され注目を集めました。「♪ ハ~ラ減った、ハ~ラ減った、カップヌードル5つ~食べれる~」「♪ 他のじゃイヤ~よぉ、カップヌードルがいいよ~」・・・この日本語替え歌部分はジェイ・ケイ本人の声ではないそうです(笑)が、不思議な背景と不思議なダンスに魅入られ日本でも大ヒット! スタイリッシュかつ飄々としたジェイ・ケイの軽やかさとは裏腹に、歌詞は近未来・・・30年前からすると、ちょうど今ぐらい!?の、テクノロジーが歪んだ方向に発展しそれを鵜呑みにしてしまう時代へ警鐘を鳴らす内容。なんか・・・冒頭にも書きましたが最近よく懸念される話じゃありませんか? 時々音楽や芸術って、未来を予知するような作品が出ますよね。感性のアンテナって、こういう方向にも伸びてるのか~、って思うことしきりです。
MTVなどで幾度となく見たこの画像、未だに理解できてないのが背景というかセット。床がすすーっと動いているように見えますが実は「壁」の方を動かしてるって聞いて・・・ますます原理が分かんない(-_-;)。ジェイ・ケイの踊りが滑らかなので余計混乱するのかも。曲もさることながら、MVの出来が素晴らしくて後世に残していきたいって思うものが時々ありますよね。マイケル・ジャクソンのもそうですが、この1曲はまさにMVも含めた「作品」として私の中では殿堂入りです!Check It Out!

ハイ・タイムズ:シングルズ 1992-2006 [ ジャミロクワイ ]