俺って最高!90年代を一世風靡した伝説のカリスマラッパー『M.C.ハマー/ユー・キャント・タッチ・ディス(M.C. Hammer/U Can’t Touch This)』

このサイトを続けていると、私の少ない脳内データベースの中で「今日は何の曲紹介しよう?」って悩む日があります。ヒントを得るためアーティストのお誕生日を調べたりラジオ付けたり、「〇〇の日」とかにちなんだ曲を探したり。で、本当に特段何もない日ってあるんですよ(笑)。そういう時は日付に関係なく「自分のお気に入り」か「避けて通れない曲」を紹介しています・・・。「避けて通れない曲」とは何か? 要するに、私が好むかどうかはさておき時代に深ぁく爪痕を残したであろう曲。洋楽史においてこれスルーは難しいでしょうよ、という曲。というわけで本日ご紹介するのは、M.C.ハマーの『ユー・キャント・タッチ・ディス』です!

M.C.ハマーは米カリフォルニア生まれのラッパー。90年代前半に『ユー・キャント・タッチ・ディス』を大ヒットさせました。日本では、これ一発?とお思いの人が多いですが実は本国ではこの曲のリリース前からかなりの人気を博していて、この曲はセカンド・アルバムからのシングル・カット。リック・ジェームスの『スーパー・フリーク』が原曲で、これをサンプリングしたダンサブルな1曲は、MVも超キレキレダンスが話題となり世界的大ヒットを記録しました。M.C.ハマーはよく知らなくても、これは耳にしたことあるって人多いのでは?「ユー・キャント・タッチ・ディス = 誰も俺に近付けない」という❝俺サマ感❞満載の歌詞で、まあそうでしょう、こんだけ売れたらそら天狗にもなるだろうよ・・・っていう人気ぶり。音楽界における日本国内でのヒットと全米とじゃ儲けの次元が違う、って(当たり前か)聞いたことありますがまさにその通り。気が大きくなるのも無理ないことで、その間豪邸やセスナ機、スポーツカーに競走馬まで、散財に散財を次々と重ねていると、わずか3年ほどで人気が下火に。その結果は自己破産(笑)。調子に乗り過ぎたんですかねー。それでも事業家として再出発したり、やや「あの人は今」的な扱いではありますがアーティスト活動も地道に続けているようです。やっぱり一時でも、音楽史に名を残している人は生き方が強いですね。

MVにも登場する、このラッパズボンというんでしょうか? あとこめかみの刈り上げ。これらを真似て「ハマ男」なる男子が巷に現れた時代がありました。「顔が似てる」ということで(これは本当に似てた)コント赤信号・小宮さんがMCコミヤとしてパロディCDを出したことも。すっかり忘れてた!って人でもイントロを聴くとああ、あったわ懐かしいな・・・とすぐに記憶を遡れるのが音楽のいいところ。ちょっとまだ世界中がバブリーで元気よかった頃を象徴しているような1曲です。今知った人も昔が甦る人もみんな一緒に、レッツ・ハマタイムです! Check It Out!


ザ・ヒッツ/M.C.ハマー[CD]【返品種別A】
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