本日9月29日は心疾患予防を啓発するため定められた「世界ハートの日」だそうです。皆さん心電図とか時々撮ってますか? 年取ると動悸がする、とか言うけどどういう現象だ?と思ってたのが、今なら何となく分かる今日この頃(^_^;)。常日頃から適度な運動と栄養、質の良い睡眠で心臓への負担も軽減せねば。そして洋楽界でハートっつったら、他に無いでしょう!というわけで本日ご紹介するのはハートの『アローン』です!
ハートは米シアトルで結成された男女混成のハードロック・バンド。前身のバンドから何度か名前を変え、最終的にアンとナンシーのウィルソン姉妹が中心となり70年代後半~80年代に脚光を浴びました。特筆すべきはやはり姉・アンの魂震えるアツいボーカル。それがより堪能できるのがこの『アローン』です! 元々は共にソングライターであるトム・ケリーとビリー・ステインバーグのユニット、i-Tenの曲。シンディ・ローパーの『トゥルー・カラーズ』、ザ・バングルズの『永遠の愛の炎』、マドンナの『ライク・ア・ヴァージン』、ホイットニー・ヒューストンの『ソー・エモーショナル』等々、ビッグヒットを何曲も他人に提供している2人ですが、最初完成した『アローン』はな~んかしっくり来ない、あんまいい曲じゃないな・・・みたいな感じだったそうです。で、それをやや修正してハートに提供してみたらハイ、お聴きのようにまさかの仕上がりに! 恋焦がれる男性のことを、独り部屋で鬱々と考えてしまう、あなたはまだこの気持ちを知らない、どうしても自分だけに向かせたい・・・。この❝アローン❞は孤独、じゃなくて「How do I get you alone?(どうすればあなたを独り占めできる?)」の意味なんですよね。ビビるくらいの声量で歌い上げるアンと、ナンシー奏でるエレキギターの絡み合いにはただただ絶句(-_-;)。技術とかじゃなく、こういうのを本当に「歌が上手い」って言うんだろうなあ。ものまね芸人がいくらカラオケで高得点出そうが泣けねーよ、ってことと本質は同じかな。
現在アンは75歳、ナンシーは71歳。昨年アンが癌の手術を受けたことが公になり、心配されていますが経過は良好な様子。まだまだ頑張ってほしいな・・・。昔どこかのインタビューで、サザンオールスターズの桑田佳祐さんが「僕もいち歌い手として、ハートのボーカルは聴いてショック受けた」と語られていたのを思い出しました。それだけソウルフルな歌声ですもんね。病魔なんかに負けないで、永遠にロックでカッコいい姉妹のままいてほしい、それこそ強い❝ハート❞で! Check It Out!

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