【洋楽クリスマスソングメドレー】第2弾 ♪ 聖なる夜にふさわしい厳選5曲

さあ今年ももうすぐクリスマス ♪ キリスト教徒じゃないのにワクワクしてしまう日本人の何と多いことよ・・・ま、でもこれはひとつの風物詩としてせっかくだから楽しみましょう ♪ 昨年も【クリスマスメドレー】をお届けしましたが、まだまだあるのだ素敵なクリスマスソング!そんなわけで今年もいくよ!子供も楽しめる可愛い曲から、平和を願うグローバルソングまで、バラエティ豊かにチョイスした5曲を一挙ご紹介!

①『ジャクソン5/ママがサンタにキスをした(Jackson 5/I Saw Mommy Kissing Santa Claus)』

まずは子供たちもニッコリ ♪ ファミリークリスマスに超おススメの可愛い1曲。ジャクソン5はご存知のとおりマイケル・ジャクソンをはじめとする兄弟たちで構成されたアイドルグループ。原曲は1952年にジミー・ボイドが発表したものですが、1970年にジャクソン5のカバーがクリスマスアルバムに収録されるとたちまち大ヒットに!ママがサンタにキス、ってどーいう事?って一瞬勘繰りますが、サンタの正体は仮装したパパだったという、何ともほっこりする歌詞。当時12歳だったマイケルのハイトーンな歌声と、「こんなとこパパが見ちゃったら・・・」とか「ホントに見たんだって、信じてよ!」と他の兄弟(?)に訴えるセリフがもう可愛くってキュンキュンしますよ・・・MVではパパママがいちゃついてるところを、本物のサンタが窓から覗き見してて笑えます!


クリスマス・アルバム [ ジャクソン5 ]

②『ベン・フォールズ/クリスマス・タイム・ライム(Ben Folds/Christmas Time Rhyme)』

続いてはちょっと大人の雰囲気を。エルトン・ジョンやビリー・ジョエルに続く次世代ピアノ・マンとしての地位を確立しつつあるベン・フォールズのクリスマスアルバムからの1曲。何と言うか、センスの塊なんですよねこの人は。ピアノの技量はもちろん、歌詞も個人的に好きなひねくれ方(笑)をしてていい。「歩きのやつもいれば 乳母車のやつもいる トランザムに乗った悩める中年も 俺はと言えば この片隅で 強めの酒をちびちびやりながら 悪くないよな クリスマスってのも」「こんな大切な瞬間が 俺の人生の意味を成すんだ よく聞いとけ お前らみんなクソ変人だけど 全員家族なんだ だから無理してでも集まるんだよ たとえたった1日だとしても」・・・なんか、良くないですか?この歌詞。疲れた独り身のサラリーマン(推測)だって、このシーズンの雰囲気には心温まるという、やさぐれてんだか癒されてんだか(笑)。だいたいこのアルバムのビジュアルは何なんだ? 寂し過ぎるやろ聖夜に犬の散歩って(笑)ベン本人かこのメガネ!?こういうシニカルさも持ち味の変わり種クリスマスソングです!


SLEIGHER [ BEN FOLDS ]

③『イーグルス/2人だけのクリスマス(Eagles/Please Come Home for Christmas)』

3曲目はクリスマス映画と言えばド定番!の『ホーム・アローン』挿入歌 ♪ この『2人だけのクリスマス』は1960年にチャールズ・ブラウンが発表し、多くのアーティストによってカバーされている名曲。ただし歌詞の内容は「ぼっちクリスマス」(笑)。世間はクリスマスムード一色で楽しそうなのに奥さん? 彼女?が出て行っちゃって、もう一度帰ってこないかな~、クリスマス無理ならお正月でもいいんだけどな~、という超可哀想な内容(笑)。今回のイーグルスバージョンはサウンドがよりアメリカナイズされてて、哀愁と共にある種の能天気さが漂う(笑)1曲となっています。ま、落ち込んでてもしょうがないもんね。独りでクリスマスの予定がない!という人はこの曲を聴きながら、あえてクリスマス感とは程遠いこたつに入って鍋焼きうどんとかすするのはどーでしょう? あ、もちろんネトフリとか観るなら『ホーム・アローン』一択で!


【中古】 【8cm】ふたりだけのクリスマス/イーグルス

④『ダニー・ハサウェイ/ディス・クリスマス(Donny Hathaway/This Christmas)』

お次は往年の名ナンバーを1曲。シカゴ生まれのダニー・ハサウェイは大学で学んだクラシックをベースに洗練されたニュー・ソウルの新星としてデビュー。1970年にセカンド・シングルとしてこの『ディス・クリスマス』をリリースした当時はさほどヒットには結びつきませんでした。しかしこの曲に溢れる「クリスマスシーズンの多幸感」は後年様々なアーティストを魅了し、結果多くのカバーバージョンが発表され今やクリスマスソングのスタンダードナンバーとなりました。ツリーやプレゼントをいそいそと準備して、2人で過ごせたらどんなに素晴らしいクリスマスか・・・。誰もが願う、当たり前のクリスマスの過ごし方を歌っていて、聴くだけでほっこりしますよ ♪ ダニー自身はとても繊細な人で、商業的成功を手に入れるにつれ心が病んでいき、事故死とも自死ともつかない最期を遂げていますが、彼の穏やかな歌声は現在でも世界中の人々を癒し続けています。MVも可愛い!


ベスト・コレクション [ ダニー・ハサウェイ ]

⑤『バンド・エイド/ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?(Band Aid/Do They Know It’s Christmas?)』

最後にご紹介するこの曲発売当時、中学生だった私・Sionは軽い衝撃を受けました。こんな豪華なメンツでチャリティー?しかもクリスマスソング?前代未聞の試みで世界の注目を集めたバンド・エイドの『ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?』。UKの一流アーティスト達が大集結、1984年に起きたエチオピアでの飢餓救済目的でリリースされたこの曲は、全世界で驚異の1,170万枚を売り上げました。その後メンバーが入れ代わりながら数年に一度、再結成してバンド・エイドの活動は引き継がれています。当初は歌詞の中に少し露骨で辛辣な表現があったり(「こんな目に合うのが我々じゃないことに感謝しよう」とか・・・)物議を醸しましたが、このプロジェクトの成功でアフリカ救済のムーブメントが広まり、翌年には皆さんご存知『ウィー・アー・ザ・ワールド』へと繋がる訳です。何故か日本でもチャリティーソングと言えばあっちの方が有名ですが、バンド・エイドの方がなんですよ皆さん!(力説)そして曲の途中のチャイムのようなメロディ、これが昔、東海道・山陽新幹線「ひかり」の車内チャイム音として使われていました。現在も世界には戦争や災害で不安な日々を送る人々がいます。ちょっとだけでいい、平和で温かいご馳走がいただける今に感謝し、同じ地球号に乗っている人々の幸せと無事を祈ってみましょうよ ♪


ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス? [ バンド・エイド ]

さて、いかがでしたか? 今年もバラエティに富んだ曲たちを選んでみました。やっぱりいくつになっても近づくとそわそわしてしまうクリスマス。皆さん今年はどんな風に過ごされるのでしょう? ぜひ今回ご紹介した、この季節特有のハッピーオーラをまとった音楽を聴きながら、素敵なひとときを楽しんでくださいね! また昨年の【クリスマスメドレー】もあるのでよければチェックしてください!Merry Christmas!

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