早いものでもう10月! まだちょっと暑い日もありますがだいぶ秋らしくなってきました。そして秋は文化的な季節とでも言いましょうか、読んだことのないジャンルの本や未経験の趣味にトライしてみたくなったりしますよね(^O^) そこで本日は、秋らしくちょっと大人なジャズの魅力に迫ってみませんか? 本格的なものは気後れするというアナタ、洋楽にもジャズテイストの名曲があるんですよ ♪ というわけで本日ご紹介するのは、10月2日がバースデイでもあるスティングの『イングリッシュマン・イン・ニューヨーク』です!
スティングは皆さんご存じのとおり元・ポリスの代表的メンバー。『見つめていたい』などの大ヒットもありましたが気付けばソロになってからの方が断然長いんですよね。優れたソングライターである彼はバンド活動休止以降はより多くのヒット曲を生み出しています。この『イングリッシュマン・イン・ニューヨーク』は ❝ ニューヨークのイギリス人 ❞って意味ですが、明確にモデルとなった人物がいます。1970~80年代にクエンティン・クリスプという、自身をゲイだとカミングアウトし注目を浴びた俳優がいました。今ほどLGBTが許容されていない時代に偏見と闘い、活動家としても台頭してきて一躍時の人となりニューヨークへ移り住みます。まさにこのクエンティンのことを歌ったのが『イングリッシュマン・イン・ニューヨーク』。ミュージックビデオにも本人が登場します。確かに老紳士にも、老婦人にも見える・・・。イギリス人からアメリカへのちょっとした皮肉(コーヒーより紅茶、とか紳士たるもの走らない、とか)と、スティングあるいはクエンティンが一番言いたかったこと「人が何て言おうが気にせず自分を貫くんだ」の一節がオトナの「粋」を感じさせる名曲。アルトサックスやウッドベースをふんだんに取り入れ、ジャズの香りを纏わせた押さえておくべき名曲です!
このミュージックビデオを撮影したのは映画『セブン』や『ベンジャミン・バトン』のデヴィット・フィンチャー監督。モノクロの画面に雨のニューヨークが映し出され、スティングとクエンティンがそれぞれ街を彷徨います。それにしても若かりしスティングのカッコイイこと! ポリス全盛期の頃「自分たちはビートルズより売れる」みたいなことを言うビッグマウスで、今でいう炎上? 状態になったのを思い出すなあ。もう73歳になるんですね~時の経つのは早い。でも今聴いても抜群にオシャレ ♪ 私って、ニューヨークに弱いんかな?(笑) Check It Out!
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