先日、❝ 生ける伝説 ❞ ミック・ジャガーがロンドンでクリケットの世界大会を観戦したとのネット記事を見つけました。ピンストライプが爽やかなサマースーツの佇まいは、今日で82歳と言われればそう見えなくもないけれど(シワ多い顔立ちだからね)やっぱりどこか凛としてカッコいい。この年齢でまだツアーやるって言うんだからもうレジェンドより化け物に近いかも。そしてせっかくの彼のお誕生日なので、ここはローリング・ストーンズではなくミックのソロ曲をひとつ。というわけで本日ご紹介するのは、ミック・ジャガーの『エヴリバディ・ゲッティング・ハイ』です!
どうしてこの人はこんなに元気なんだろう? 素朴な疑問持っちゃう。こう言っては悪いけど、若い頃から飲酒に喫煙、マリファナなどの薬物に絶対不規則な生活・・・長生きの要素無いんだけどな? しいて言えば、好きなことを貫いている、その1点ですかね。サラリーマンからすれば羨ましいの極地・・・それがそうでもなさそうなのがこの『エヴリバディ・ゲッティング・ハイ』。要は芸能界やセレブ界隈の「実はうわべだけ」な嘘臭い実態を皮肉たっぷりに歌ったこの曲、「Everybody getting high high high high・・・(みんなハイになってるぜ)」が繰り返され、いかに皆が勘違いし、虚栄と欺瞞に踊らされているかを、忠告と自戒を込めて作られたような気がします。ミックほど長く業界で第一線で居ると、なんじゃこりゃ? っていうくだらない曲とかも耳にするでしょうし。子供騙しの荒金稼ぎに辟易するのもよく分かる。そういう中身の無いまがい物ばっかりで溢れてしまわないように、彼らのようなレジェンドにはまだまだ頑張ってもらわねば!
この曲は2001年リリースのソロアルバム『Goddess in the Doorway』に収録されており、日本ではホンダ・フィットのCMに使われました。キャッチ―なサビが印象的です。ミックってクチでかいじゃないですか?なんか❝ あ ❞の音の時「ハァーイハイハイハァーイ・・・」とかって吸い込まれそうな気しません?(笑)。この当時の彼はまだ50代ですが、近年出したストーンズのアルバムでも、よくこの歳であんなに声出るなあと・・・ウチの亡き母、ミックと同い年ですが年々声出にくくなっていきましたもん。若い愛人と未だ熱愛中とも聞くし、凄いよなあ見習いたいパワーだ! Check It Out!

CD / ミック・ジャガー / ゴッデス・イン・ザ・ドアウェイ (SHM-CD) (解説歌詞対訳付/紙ジャケット) (完全生産限定盤) / UICY-79056