【雨のプレイリスト】②ロック史に残る名曲!70年代アメリカの魂がここにある『クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(CCR)/雨を見たかい(Creedence Clearwater Revival/Have You Ever Seen The Rain?)』

今週は【雨のプレイリスト】と題して、梅雨の時期に聴きたい❝雨❞にまつわる洋楽を特集しています!さて2日目の本日は、ロック好きなら避けては通れない曲とでも言いましょうか。❝CCR❞の略称でも呼ばれる伝説のロックバンド、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルの『雨を見たかい』です!

クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルは60年代~70年代にかけて活躍したアメリカの4人組ロックバンド。実質の活動期間は何と4年! あまりにも短いですが数々の鮮烈なロックを残し殿堂入りを果たしている伝説的バンドです。ちょっとロックに詳しい人なら必ず彼らの名前を挙げるし、彼らをリスペクトしている他のミュージシャン達も大変多い。日本では桑田佳祐さんがKUWATA BAND時代にカバーしてCMでも流れましたね。この曲はそんな彼らのバンド生命の晩年に発表され、歌詞の内容が物議を醸しました。「晴れた日に降って来る雨」という言葉の解釈に二つの説があり、①当時ベトナム戦争下で使われた焼夷弾の一種であるナパーム弾を雨にたとえ、反戦を訴えている、②ベイエリアでよく起こる天気雨の現象(日本でいうキツネの嫁入り)を自分たちの解散危機にたとえている→ 「晴れた日」は黄金期のバンド、「雨」は不仲や軋轢などの諸問題。作った本人であるメンバーのジョン・フォガティは②だと語ったらしいのですが、なぜか①の解釈が広まり一時期放送禁止になったほど。曲のテイストや時代背景など、そう思わせる要素が大きかったのも事実。その社会的メッセージがあったからこそ今も語り継がれる一曲になったのだと思います。

実際にはあまり雨の雰囲気は感じられないこの曲ですが、上がった後の虹がかかった晴れ間のような清涼感が残る実にいい曲です。活動が短かろうが、後世にひとつでも残るものを作ったということ。アーティストの本分って、それに尽きるんじゃないかな。Check It Out!

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする