女の情念ハンパない!地の底から呼びかける狂気の愛にアナタは耐えられる?『アデル/ハロー(Adele/Hello)』

本日11月2日は、キリスト教では死者の日(万霊節)、亡くなった人の魂のために祈る日なんだそうです。故人のことを思い出し祈りを捧げるのはとても良いこと。でもふと考えてしまった。こちらが向こうを思うのはともかくとして、向こうがこちらをいつまでも思っていたら? そして向こう側から語りかけてきたら!? ・・・やや寒くなってきたところで本日ご紹介するのは、アデルの『ハロー』です!

アデルは英ロンドン生まれのポップシンガー。シングルマザーに育てられ音楽専門の高校ブリット・スクールを卒業後、英BBCの人気投票『サウンド・オブ・2008』で優勝し華々しくデビュー。『19』『21』『25』『30』とまるで子供の成長アルバムを見るような、年齢をタイトルに掲げたアルバムを発表するたび莫大なセールスを記録し、グラミー賞は15回も受賞のもはや常連。デビュー当初から一貫して変わらないその野太い圧迫感のある声(褒めてんですよ!)は、他に類を見ません。この『ハロー』はほぼバックコーラスのみの静かなアレンジの曲。別れた恋人への未練・執着・愛憎・・・そんな鬱屈した思いを圧巻の歌唱力で歌っていてすげぇな~と思っていたんですが! 何回か聴くうち、「Hello from the other side  I must’ve called a thousand times To tell you I’m sorry For everything that I’ve done(向こう側からハローって 何千回と電話した 私があなたにしたこと全部を謝りたくて)」の ❝ 向こう側 ❞ って、もしかして「あの世」・・・!?とか思っちゃってから、聴くとうすら寒い(笑)。たぶんフツーに、別れてだいぶ経って心も遠く離れて、って意味なんでしょうけど、人間一番離れてるのって彼岸と此岸じゃないですか(笑)。いつも相手が留守なのも、冥界からは繋がってないからなんじゃないのー!? 女の情念の怖さよ!

この曲のミュージックビデオも当時とても話題になりました。アデルには昔からどことなくのようなものが感じられて、彼女の生い立ちや離婚騒動(離婚理由の口止め料187億円を元夫に!)などプライベートでの出来事が作品に投影されるからかなあ、と。離婚後45㎏のダイエットに成功して(すごい!)新たな恋も成就したアデル。今年の夏、突如無期限の音楽活動休止を発表しました。16年間常にトップを駆け抜けてきた彼女、ここらで人生のひと休み、といったところでしょうか。家族と共に愛溢れる幸せな毎日を過ごして、また新たな一面を見せに戻って来てくれることを切望します、Check It Out!


25 [ アデル ]
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