早いものでもう6月。歳とるとますます時の経つのが早い!人生の折り返し地点を過ぎてる身としては、あとどのくらい元気で頑張れるのかな~と思う時もあります。アーティストというのは時として自分の生きざまを作品に投影しますが、この人も波瀾万丈な半生を歌声で表現しているのかな? というわけで本日ご紹介するのは、今日6月1日がバースデイの歌姫、シャーリーンの『愛はかげろうのように』です!
シャーリーンはアメリカのR&Bシンガー。1982年にこの曲が大ヒットするまで、彼女の人生は過酷そのものでした。幼少から大病に苦しみ16歳の時学校を辞め家を出て、17歳で結婚・出産、そして離婚。のちに再婚後モータウンで歌手として成功するべく次々と曲をリリースしますがどれも不発に終わり、麻薬に溺れた時期もありました。2度目の離婚・再婚のあとはイギリスで静かに主婦として暮らしていましたが、アメリカのラジオ局が1977年リリースの『愛はかげろうのように』を流したところ問い合わせが相次ぎ、関係者が彼女の行方を探し出し前述の大ヒットに至るわけです。「世界中を自由に旅して浮世を流しても自分の居場所は見つからなかった あなただって母として妻として人生に不満もあるでしょう だけど愛する存在がすぐそばにいる場所こそ真実の楽園なのよ」概ねこんな内容でしょうか。若い女性に成熟した女性が諭すように語りかける、そんな様子が歌われています。はっきり言って歌詞は重い。でも彼女の儚げな歌声がそれをさらりと聴きやすくしてくれています。自分の歩んだ半生とあまりに重なって、初めてこの曲をもらった時彼女は涙したそうです。
この曲は多数のアーティストにカバーされていて、椎名恵さんは『Love Is All』のタイトルで日本語ヴァージョンを歌っています。私が学生の時、この『Love Is All』がカラオケで大流行。私はこの通りの人間なので(どういう人間だ)友人が日本語でこれを歌い始めた時心底ビックリしました!ボン・ジョヴィの『ランナウェイ』を日本語で聴いた時も心底ビックリしました!洋楽ばっか聴いてるとたまにこういう衝撃が走ります!Check It Out!
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