本日１０月１８日はチャック・ベリー生誕の日です！ 「ロックの殿堂入り」第１号となったチャックは、ロックンロールの始祖とも言うべき偉大なる存在。あのジョン・レノンに「ロックンロールに別名を与えるとすれば❝ チャック・ベリー ❞だ」とまで言わしめ、「宇宙人向けメッセージ」として無人宇宙探査機ボイジャーにレコードが積まれた（！）ことがあるのなんてこの人ぐらいでしょう。まさにレジェンド中のレジェンド！というわけで本日ご紹介するのは、チャック・ベリーの『ジョニー・B・グッド』です！
田舎育ちでろくに読み書きも出来ないけれど、ギター弾かせりゃ天下一品、なかなかやるねあの小僧･･･まさに『ジョニー・B・グッド』の歌詞はチャック・ベリー自身のことのよう。高校の頃から窃盗など、人生で何度か警察のお世話になっているやんちゃ人生ですが、誰も聴いたことのない斬新なギターリフや、ダックウォークと呼ばれる独特の演奏スタイルでロック史に名を刻みました。中でもこの『ジョニー・B・グッド』はロックギターを始める少年たちの教科書的な名曲。有名なところでは映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で、主人公マーティが父母の若かりし時代へタイムスリップし、ダンス会場でこの曲を演奏するシーン。初めて聴くゴキゲンな音楽に会場は大盛り上がり！カップルが踊りまくる中、ヒートアップしたマーティがスピーカーから飛び降りウィンドミル奏法（腕をぐるーんと回すやつ）や背面弾き（ジミヘンがやるやつ）を披露すると、さっきまでノリノリだった若者たちは「･･･何あれ？」な表情。やり過ぎ、というか新し過ぎて受け入れられず撃沈。しかしこの曲にシビれたバックバンドの一人・マービンが楽屋で❝ いとこのチャック ❞に電話していました･･･「新しい音を探してるんだろう？ ほらこれ聴いてみなよ！」と。そう、この❝ チャック ❞って、チャック・ベリーのこと！『ジョニー・B・グッド』発売の数年前、という設定を利用した面白いシーンです（動画も貼っときますね！）。まあ昔からＳＦ小説なんかで、未来は少しでもいじったら全て歴史が塗り替えられて大変な事態になる、みたいに言われてます。でも真実はチャック本人しか知らないからね。ひょっとして名曲誕生の影には、一本の電話があったかもよ･･･？(笑)
洋楽聴いてて何となく思うのは、「ママから言われた」ってことを書いた歌詞が結構あるなと。この『ジョニー・B・グッド』にも「日暮れ時 遠くから大勢の人が お前の音楽を聴きにやって来る たぶんいつか お前の名にスポットライトが当たって こう言われるのよ ❝ さぁ今夜はジョニー・B・グッドの登場だ！❞」と母親が言う歌詞があるのです。海外の人って自分の身内を悪く言わない傾向にありますよね。お前は絶対に大丈夫、という母の強い愛情と信頼で、チャックも音楽へとエネルギーを昇華出来たのかも。日本だと「うちのバカ息子がもう･･･」みたいに謙遜して言いがち。褒めて伸ばそう！(笑) Check It Out！
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の、マイケル・Ｊ・フォックス扮するマーティがこの曲を演奏してドン引きされる衝撃シーン(笑)。２：３０頃から見てね。↓
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