あなたへの愛が私のすべて。不変の愛を歌った早逝のエンジェルボイス『ミニー・リパートン/ラヴィン・ユー(Minnie Riperton/Lovin’ You)』

皆さん健康診断は定期的に受けていますか? 会社勤めの方はともかく、自営業の方や専業主婦なんかはご自身でまめに受診しないとつい後回しにしがち。別に今、気になる症状もないし・・・じゃないんですよ!症状なんて出た時は大抵もう遅いんです。特に女性! 婦人科系は行くのも憂鬱でしょうけど本当に大切なことなので是非受診してほしい。1979年の今日、乳がんで星になってしまった彼女もきっとそう言うはず。というわけで本日ご紹介するのは、7月12日が命日、ミニー・リパートンの『ラヴィン・ユー』です!

ミニー・リパートンは米シカゴ出身のシンガーソングライター。ダイアナ・ロスなんかもそうですが黒人女性歌手で、すんごい可愛い声の人が時々いますよね。ミニーも実にその1人で、キーがとても高く、5~5半オクターブくらいの声域を持つとも言われていました。10代から音楽活動を始め、幾つかのグループに所属したのち23歳で念願のソロデビューを果たすもセールス的にはいまひとつ。結婚や引越しなど人生の転機もあって一時は裏方業に回りかけたミニーでしたが、その後才能をスティービー・ワンダーに見い出され、27歳で彼がプロデュースしたアルバム『パーフェクト・エンジェル』を発表。シングルカットし世界的大ヒットとなったのが『ラヴィン・ユー』です。小鳥のさえずりが入ったイントロから始まるこのラヴソング、伴奏らしい音がほとんどしない中、彼女の砂糖菓子のように甘い歌声だけで勝負していますが狙いは完璧。これガチャガチャ余計なアレンジしてないからなお良いんですよ。

「あなたを愛すること それはたやすいこと なぜならあなたは美しいから

 あなたと愛し合えること それが私の望むすべてのこと

 あなたを愛することは 夢を叶える以上のこと 私の行いはすべて あなたを愛するがため」

「他の誰も あなたがもたらしてくれた彩りのように 私の心を打つことはできない

 そばにいて 一緒に歳を重ねて 毎日を春の歓びの中で生きていくの」

恋人に向けたラヴソング、に聴こえる方も多いでしょうが、実際は夫との共作による、生まれたばかりのに向けた曲だそう。どちらにせよ、深く永遠に変わらぬ愛を歌っているのは間違いないでしょう。これを31歳という若さで、夫と2人の娘を残して旅立った人が歌っていたかと思うと・・・(;_;)。もしかしたらこれのヒットで忙しくなって、少し調子が悪くても病院なんかこの次で・・・ってなっちゃったのかも、とか考えてしまう。「あなたを愛することは 夢を叶える以上のこと」とミニーが言うように皆さんも、多忙は分かりますがあなたの大好きな人のために、ちょっと検診予約して行ってみてね!長~い人生のうちの、ほんの数時間だけの手間ですからね~! そしてミニー、あなたの魅力的な歌声と愛は永遠です・・・Check It Out!


永遠の詩~ベスト・オブ・ミニー・リパートン [ ミニー・リパートン ]
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