【別れのプレイリスト】②またいつか一緒に飲めたら。かけがえのない仲間との思い出に乾杯『マルーン5/メモリーズ(Maroon5/ Memories)』

今週は【別れのプレイリスト】と題しまして、亡くなった人々をモチーフにした様々な曲をお届けしております! さてお盆で思い浮かぶ亡くなった方々といえば、やはりご先祖様やおじいちゃんおばあちゃん、私の世代では親がもう他界している場合もあり、だいたいその辺りが多いのでは。今日ご紹介する曲は、明確に「この人」に向けて、と名前も公言されている曲で、その相手はマネージャー。私達一般人で言うと仕事仲間とかにあたるんでしょうか。というわけで本日ご紹介するのは、マルーン5の『メモリーズ』です!

マルーン5については『Won’t Go Home Without You』のページを併せてご覧ください!世界的スーパーバンドである彼らの2019年発表シングル曲である『メモリーズ』は、彼らのマネージャーであり、ボーカル・アダムの幼馴染でもあるジョーダン・フェルドスタイン氏の急逝を悼むレクイエム。長い闘病、とかではなく突然の事だったみたいで、アダムはじめメンバーの悲しみは如何ばかりかと(;_;)。仕事って楽しいことばかりじゃないし、売れるまでの苦労した時期とかもあったと思うんです。陰ながら支えた裏方として信頼をおいていたでしょうし。家族や血縁の死はもちろん悲しいですが、赤の他人だった者同士が出逢い、同じ目標に向かって頑張って来て突如別れが訪れるというのも相当辛いでしょう。ミュージックビデオは真っ直ぐ正面を見据えるアダムが切々と歌い上げるワンカットで最後に「For Jordi(ジョーディに捧ぐ)」とだけメッセージが。ジョーディとは故ジョーダン氏の愛称であり、これはそのまま通算7枚目の彼らのアルバムタイトルになりました。

このメロディ、どこかで聞き覚えありませんか? 実は卒業式やホテルの控室なんかでよく流れるパッヘルベルの『カノン』という曲を一部アレンジして使用しています。非常に心穏やかになれるコード進行で有名な曲ですね。美しい旋律にやや抑え気味の、呟くようなボーカルが合わさって、歌詞のとおりではないですが好きだった銘酒など傾けながら、この曲と共に故人の思い出に浸るのもいい時間かも。Check It Out!

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