ウィーン少年合唱団をご存じですか? 少年たちばかりで結成されるオーストリアの合唱団で「天使の歌声」と称され世界中に多くのファンがいます。14歳になるか声変わりをしたら退団、という厳格な決まりが設けられているようで、確かに変声期前の少年の声って、何とも言えない透明感がありますよね。
日本でも昔、少年の声でヒットした曲がありました。有名なところでは『黒猫のタンゴ』や、世の女性を虜にしたフィンガーファイブなど。やっぱり声変わり前の少年って母性本能をくすぐるのでしょうか? そしてもちろん洋楽にもあります。代表的なのは幼少期のマイケルがとってもキュートだったジャクソン・ファイヴ。そして今回ご紹介する、ハンソンの『MMMBop』。
邦題は『キラメキ☆MMMBOP』という(星入っちゃってるよ)のですが、まあ一回聴いてみてください!ハンソンはアメリカのハンソン家三兄弟からなるバンドで、次男のテイラー・ハンソンのやや金切り声?にも聞こえそうなハイトーンボイスが魅力。この曲がデビュー曲でしたがたちまち世界的大ヒットとなり、バンドとしてもこれが最大のヒット曲となりました。
当初はバラード調だったというこの曲、プロデューサーがアップテンポなアレンジに変えたら大ヒットしたらしいのですが、私は要因はそれだけではないと思います! この曲の後ぐらいからテイラーは徐々に声変わりが始まりいわゆるフツーの男性の声になっちゃって、結局ハンソンにはその後あまりヒットは出ず❝一発屋❞と称されたりもしています。全てとは言いませんが、『MMMBop』があんなに売れたのは、あのちょっと切なくなるような甘酸っぱい歌声がかなりのウェイトを占めていたのではないでしょうか? 何事にも旬ってあるもんですね! Check It Out!
コメント