友情は過酷な運命をも超える!大御所が奏でるドラマティックな名バラード『ライオネル・リッチー/セイ・ユー・セイ・ミー(Lionel Richie/Say You, Say Me)』

本日6月20日は米国ポップシンガーの大御所、ライオネル・リッチーのお誕生日だそうです、御年74歳! かの有名な『ウィ・アー・ザ・ワールド』で一番最初に歌ってるアフロヘアの人ですよ! ヒット曲をいくつも持っている彼ですが、その中から今日は『セイ・ユー・セイ・ミー』をご紹介します!

ライオネル・リッチーは元コモドアーズというバンドの一員でしたが、ほどなくソロ活動に専念するため脱退、ファンク色の強かった古巣から飛び出し、ポップやAOR路線へとシフトしていきます。とても甘い美声なのでこれが良く合う! この『セイ・ユー・セイ・ミー』は、映画『ホワイトナイツ/白夜』の主題歌として使われています。私タイトルしか知らなかったのですが、ミュージックビデオで映画の一部ダイジェストを見て、すごく本編見たくなりました!冷戦下、ロシアから亡命してきた世界的バレエダンサーと、ベトナム戦争から脱走しロシアまで逃れてきた米タップダンサーが運命的に出会い、いつしか固い友情が芽生える物語で、❝Say You Say Me❞という言葉、実はネイティブでも訳しにくいそうですが、お互いを呼びかけ合ってるニュアンスかな? ある意味立場が真逆の2人が、踊りによって分かり合える。2人が並んで踊りがシンクロする場面なんかは見てて涙が出ます。「手を差し伸べて 分かってくれる誰か 君が道に迷いそうな時 こっちへ来なよと 声をかけてくれる誰かを ひとりふたり見つけるのは結構難しい」という歌詞があります。確かに難しい。だからこそその「誰か」って何ものにも代え難く尊い。この映画のように、どんな酷い状況下でも、見つかる時は見つかるんじゃないでしょうか。きっとその人が、暗闇でひときわ光り輝いて見えるから出会えるのかも。

冷戦時代って、だいたい40~70年代くらいですか? 私たちが子供の頃は本当にそうだったんですよね。米VS.露の図式の映画なんかがよくあった気がします。今も終わっているとは、本当は言えないのかな。どうしてこの映画のように、分かり合えないんだろう?と思っちゃいます。とってもいい曲なので、皆さんも親友の顔を思い浮かべて聴いてください。Check It Out!

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