【別れのプレイリスト】⑥当たり前のように隣にいた君。失って初めて気付く存在の尊さ『ルイス・キャパルディ/サムワン・ユー・ラヴド(Lewis Capaldi/Someone You Loved)』

今週一週間はお盆にちなみ【別れのプレイリスト】をお届けしております!ところで皆さんは健康保険証の裏、臓器提供の意思表示を書いていますか? 自分が助からない状態となった後のことって、うまく想像つかないですよね。誰かに自分の体の一部をあげる? あげない? 難しい判断です。でもそのことが誰かの運命を変えるとしたら? というわけで本日ご紹介するのは、ルイス・キャパルディの『サムワン・ユー・ラヴド』です!

ルイス・キャパルディはスコットランド生まれのシンガーソングライター。美しいメロディーラインと情緒深い歌詞、力強い歌声で高い人気を博しています。是非こちらも併せてご覧くださいね!若干27歳の彼が歌うこの『サムワン・ユー・ラヴド』は恋人との決別、親子の死など様々なシチュエーションの別れにもとれる曲。ただ、臓器提供チャリティ ❝ Live Life Give Life ❞ というプロジェクトとのタイアップ曲になっていて、ミュージックビデオは臓器提供した側とされた側の家族が対面するストーリーが展開されます。白髪の孤独な男性は妻に先立たれた喪失感を拭えないでいる。しかし妻が提供した心臓が、若い家族の母親の中で息づいていることを知り前を向いて生きて行こうとする。そのバックにこの美しい静かな曲が流れます。ルイスはその音楽性はもちろんのこと、声にも評価が高い人。振り絞るような、静けさの中にも情熱が溢れる歌声は映像とマッチして、涙腺崩壊すること必至です!

自分の身近な人が病気になるというのは、当人でなくても見ていて苦しいものです。実はルイス自身、トゥレット症候群という疾患を持っていて、ライヴなどでその症状が現れ歌えなくなることがあります。病気と向き合っている彼だからこそ、臓器提供チャリティに対し賛同し楽曲を提供したのでしょう。たとえ病が襲っても、自らの表現したいことを止めることなく活動し続けるルイスに拍手です! Check It Out!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする