愛の種を蒔こう。超クールなサウンドにのせて世相批判する80年代オルタナティブ・ロック『ティアーズ・フォー・フィアーズ/シーズ・オブ・ラヴ(Tears For Fears/Sowing The Seeds Of Love)』

本日7月14日は「ひまわりの日」!1977年の今日、日本初の静止気象衛星「ひまわり1号」が打ち上げられたことによる記念日です。今は何回も代替わりしてますが、初代が飛んだ当時は天気予報で「ひまわりからの映像をご覧ください」って言われたらおぉー!これが!って感動したもんです。いいネーミングですよねひまわりって。私たち人類は太陽の恵み無しでは生きていけない。お日様に向かって元気に伸びてゆく黄色い花を見ていると、暑さくらいで負けてたまるか!って気合入ります。そしてひまわりで私が思い出すのはこの曲。というわけで本日ご紹介するのは、ティアーズ・フォー・フィアーズの『シーズ・オブ・ラヴ』です!

私・Sionの隠れた「推し」(いや別に隠す必要もないけど)、ティアーズ・フォー・フィアーズについては是非こちらも併せてご覧ください! 何回もおんなじこと主張するけど、36年前の曲ですからね皆さん。なんか古さ感じるとこある!?もうね、彼らの曲の中でもこの『シーズ・オブ・ラヴ』はカッチョいいの極み(*’ω’*)。当時この曲を日産・シルビアのCMに起用した人、アナタのセンスは素晴らしい(笑)。私もよく、あ~この車だったら絶対あの曲合うな~・・・みたいな妄想電通みたいなことをやります脳内で(笑)。彼らの何が素敵かって、こんなハイセンスな音に結構深い歌詞をのせてくる点ですよ!

「僕は皆の目に涙がたまっているのを覗き見る 彼らは天を仰ぎ 何かしら神の手の介入を求めてる

 とても良いもので美味しいけれど 食べ物は無駄にされてゆくんだ」

「崇高な理想をもった政治家のおばあちゃん 大多数の民衆の感覚が理解できてないの?

 愛も約束の地もなく ただ政府の計画に従う僕らはきっと馬鹿だよね 

 決まり事なんて蹴っ飛ばして 楽しい時を取り戻すんだ 愛の種を蒔こう なんだっていいから」

「言いたいことを飲み込んで プライドを捨てて 目を見開くんだ」

・・・なんで政治家がおばあちゃんかって、当時のイギリスでは鉄の女ことサッチャーさんが首相だったからで、これ「オッサン」「おじいちゃん」に言い換えたらまんま今の日本ですよ。食べ物が無駄に・・・のくだりなんて備蓄米問題そのものじゃないですか!こういう社会風刺めいたことを超クールなサウンドにさらりとのせてくるあたり、ホントこの2人只者じゃない。で、なんでこの曲がひまわり・・・と思った方、MVご覧あれ。終盤に「I love a sunflower」って歌詞があるんです。画像でもひまわりがぱあーっと花開いて、宇宙まで行っちゃうというなかなかシュールなMVに仕上がってます。とにかく壮大かつオシャレな曲なので、是非窓を開け放した車で聴いてみてください!大音量推奨!(笑) Check It Out!


ベスト・オブ・ティアーズ・フォー・フィアーズ [ ティアーズ・フォー・フィアーズ ]
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