本日3月14日はボビー・コールドウェルの命日にあたります。享年71。ちょっと早いですよね・・・。2023年の今日、長い闘病生活の末に天国へと旅立ったボビーは中折れ帽がトレードマークのダンディマン。その洗練された音楽性から ❝ ミスターAOR ❞ なんて呼ばれていました。今日はそんな彼を偲んでご紹介するのはボビー・コールドウェルの『ステイ・ウィズ・ミー』です!
1951年に米ニューヨークで生まれたボビーは子供の頃に父親からギターをプレゼントされ音楽に魅了されます。22歳の時にリトル・リチャードのバンドにギタリストとして参加し本格的なアーティスト活動を始め、25歳でレコードデビュー。都会的でクセの無いオシャレな曲作りで人気を博し、ボズ・スキャッグズやクリストファー・クロスらと並んでAOR界の中心的存在でした。とりわけ日本での人気が高く、この『ステイ・ウィズ・ミー』は1987年にあの市川昆さんが監督した映画『竹取物語』のメインテーマに使用されました。とは言ってもこの時歌っていたのはピーター・セテラ。ボビーは優れたソングライターであったので、他アーティストへの曲提供も非常に多いんですよ。ピーターバージョンもいいですが、ボビー自身もとても透明感のある綺麗な美声で、この洗練されたラヴソングをセルフカバーしています。ちょっとこの2人って声質似てるな~。
いつも中折れ帽を被りニヒルな感じのいで立ちで、ぐるり顎ヒゲ生やしていた時代もありましたっけ。何かカッコつけてるしAORと聞くとちょっとユルいな~チャラいな~と若かりし頃の私は思ったりもしました。でも最近日本で流行りの、昔のエモいシティ・ポップってこんな感じじゃない? 大人になるとこのメロディーラインの美しさにしみじみ癒されてしまう。そうだ今日はホワイトデーでもあるんですね。「そばにいてほしい」というストレートな表現のこの曲で、愛のお返しをしてみては・・・? Check It Out!

アルティメイト・ベスト・オブ・ボビー・コールドウェル [ ボビー・コールドウェル ]
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